【創業時の融資はどうする??個人事業主でも受けれる融資】~行政書士試験合格者が解説~

行政書士業務

今回の記事も行政書士の補助金業務についての記事を書いていきます。コロナ時期には様々な補助金があり各種士業が新たな業務として取り入れました。最近では、補助金申請を代行することに規制がかかり始めましたが、補助金申請コンサルは未だに可能です。
今回の記事を読んでいただくことで、行政書士を目指し受験されている方はもちろんのこと、行政書士の実務を学びたいと思っている方、開業準備をしている方、経営をしているの知識が増えてもらえればと思います。
今回の記事は補助金とは話が逸れますが融資について取り上げたいと思います。個人事業主として必要となる資金調達のための融資についてを紹介します。

融資とは

融資とは、「事業者が事業を営むために必要な資金を借りる」という行為や状況を指します。融資は事業者向けの資金調達の一手段であり融資を行うのは金融機関や公的機関となりますが、審査を通過し契約手続きを締結した上で融資を受けるのが通常の流れとなります。また融資はお金を借りる行為であり、返済の義務が発生するだけでなく契約条件に従って利息の支払いも行わなくてはなりません。
しかし、融資は事業を行う上ではなくてならない資金調達方法であるため、活用していくことで事業を安定化・拡大化することが出来ます。また、きっちりと返済することで金融機関の信用にも繋がっていきます。

融資のメリット・デメリット

メリット
融資による資金調達によって得られる代表的なメリットは、以下にご紹介する2点となります。

  • 経営に干渉されるリスクが小さい
  • 計画的な返済で金融機関からの信用度向上

デメリット
融資にはメリットだけでなくデメリットも存在しています。

  • 利息と元本の返済義務がある
  • 担保や保証人の要求がある

① 日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は政府が100%出資をする金融機関で、個人事業主や中小企業を対象に様々な融資制度を提供しています。政府系金融機関のため、金利が低めに設定されている点が最大の特徴です。借入期間も長く、返済期間は「5年以上」からの選択となります。長い期間借りられた方が1回あたりの返済額は少なくて済むため、借りる側からするとメリットがあると言えます。さらに、融資の種類によっては担保や保証人が不要のケースもあります。
ただし、こういったメリットがある反面、返済能力を説明するために多くの資料を用意しなければなりません。融資審査は厳しく、自己資金もチェックされます。民間のビジネスローンのように申し込んですぐに融資スタートということもなく、ある程度の時間が必要な点にも注意が必要です。
事業計画をしっかりと立て、計画的に融資の申し込みを検討しましょう。

②信用金庫

信用金庫とは、その地域の人々が利用者・会員になってお互いに地域の繁栄を図る協同組織の金融機関です。営業地域は一定の地域に限定されており、利用者から預かった資金は地域の発展に生かされます。主な取引先は中小企業や個人事業主で、日本政策金融公庫に比べると金利が高く設定されていますが、借入先の有力な候補の一つになるでしょう。融資の申し込みは銀行にも可能ですが、信用金庫の主な取引先は中小企業や個人のため、まずは信用金庫からの融資を検討してみましょう。

③銀行融資

個人事業主が融資制度を利用する際、選択肢としてまず思い浮かぶのが銀行融資かもしれません。銀行融資を受ける際は、普段から付き合いのある担当者を通じて申し込みをするか、銀行の融資窓口経由で相談をしましょう。申し込み後は、融資審査のために決算書をはじめとした様々な資料を用意する必要があり、それらの書類をもとに「格付け」がされ、融資可能か、金利、融資額などが決定します。

その他の融資

地方自治体の融資、補助金や助成金の活用

その他、各地方自治体で融資制度が設けられているケースも多いため、「お住いの都道府県・市区町村名+融資」といった検索ワードで調べてみましょう。業種や用途ごとに様々な融資制度が提供されています。

ビジネスカード(法人カード)の活用

機材購入や仕入れにクレジットカードが使える場合は、融資を申し込まずにカード決済して支払いを遅らせる方法もあります。個人事業主や経営者向けを対象としたクレジットカードはビジネスカードや法人カードと呼ばれ、事業経費の支払いに特化しています。

オススメの順位

ではご紹介した融資ですが、オススメとしては①日本政策金融公庫②信用金庫③銀行融資の順となります。しかし、①日本政策金融公庫は借りれる額の制限があるため②信用金庫や③銀行融資を組み合わせる必要もあるかもしれません。しかし、③銀行融資はハードルが高く設定されている可能性もあるため注意してくださいね。

まとめ

今回は個人事業主でも受けれる融資についてご紹介しました。是非一度検討してみてはいかがでしょうか。

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