今回の記事から現在業務で行っている福祉関係の知識と、行政書士としての知識を組み合わせ、福祉についての知識を記事にしていきたいと思います。福祉業務を専門としている行政書士は数がまだ少ないと聞いています。理由としては、福祉知識の難しさが挙げられています。
今回は障害福祉サービスのグループホームの法人を設立する必要があり、設立後はグループホームを運営する資金が必要となります。まずは融資を受けるための準備として法人口座を作ります。この記事では法人口座について解説していきます。
グループホームがどういった施設なのか興味がある方、今後グループホーム事業を行っていきたいと考えている方に参考にしてもらえたらと思います。
法人口座とは
法人口座とは、個人名ではなく法人の商号が口座名義となっている銀行口座です。金融機関によっては「ビジネス口座」などとも呼ばれます。法人口座は事業の取引で使われますが、会社設立と同時に自動で作られるものではありません。代表者が自ら任意の金融機関に赴き、必要書類の提出・手続きを行う必要があります。では法人口座を開設するメリットを考えてみましょう。
法人口座のメリット
社会的な信用が向上する
法人口座は開設の審査基準が設けられているため、誰しもが開設できるわけではありません。そのため法人口座を開設できれば、銀行によるお墨付きをもらった企業として、第三者からの信頼を獲得できます。また、融資や補助金を受ける際にも社会的信用を証明でき、円滑に資金調達ができる要因となるでしょう。
財務状況の把握が容易になる
法人口座で事業上の取引を行うと、財務状況の把握が容易になります。法人口座での取引は全て事業上での収支となるためです。財務状況が一目で確認できれば、経営状態や資金繰りの悪化をすぐに把握できます。その結果、経営に関する意思決定が迅速に行え、安定した企業運営に繋がるでしょう。
従業員との共有がしやすい
従業員を雇用している経営者の場合、通帳と印鑑を第三者に預けて銀行で入出金を行うケースも存在します。事業用の口座であれば、通帳を預けても経営者本人の財務状況を確認されることはありません。従業員に任させられる仕事の幅が広がるため、結果として事業効率の向上に繋がる可能性があります。
法人用のクレジットカードを作れる
法人口座を開設すれば、法人用のクレジットカードも作成できます。法人カードで取引を行えば、経費精算が簡略化され、付帯サービスも受けられます。また、指定口座からまとめて引き落としがされるため、手数料の削減も可能です。
オススメの法人口座

筆者がお勧めする法人口座はGMOあおぞらネット銀行です。法人や個人事業主も事業用口座を開設でき、屋号付き口座の開設も可能です。また独自のビジネスローンを展開するなどして、口座開設だけでなく融資によるビジネス支援にも力を入れています。グループホーム設立には多額の費用がかかるため、融資によるビジネス支援は重要な要素となります。
GMOあおぞらネット銀行の法人口座が評価が高い理由は、8つのポイントがあります。
- 振込手数料が業界最安値の145円
- 設立1年未満の法人は月20回まで他行宛の振込手数料が無料
- Pay-easy(ペイジー)の利用に対応
- 登記住所がバーチャルオフィスでも申込可能
- 創業期や赤字でも借りられる融資枠型ビジネスローンあり
- 入金専用のバーチャル口座
- 定額自動振込が便利
- 日本政策金融公庫の融資金返済の口座振替に対応
特にお勧めする理由は2つです。
①他の金融機関の他行宛振込では、3万円以上利用しないと手数料が安くならなかったり、そもそも手数料自体が高めに設定されていたりします。しかしGMOあおぞらネット銀行は、一律145円(税込)という業界最安値水準の振込手数料です。
②GMOあおぞらネット銀行はネット銀行としては初となる、口座振替により日本政策金融公庫から受けた融資金の返済に対応しています。
GMOあおぞらネット銀行はネット銀行の口座開設方法は、法人でも個人事業主でもネットから簡単に申し込めます。ただし個人事業主が事業用の口座を開設するためには、先に個人口座が必要なので、まずは個人口座の開設を申し込んでください。
まとめ
今回は法人設立後の次の段階として必要となる法人口座について説明しました。法人口座があることで取引の信用に繋がったり、融資が受けやすくなるなどのメリットがありますので検討してみましょう。
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