【堺市 障害者グループホーム 採用の方法4選】~行政書士試験合格者が解説~

福祉業務

今回の記事から現在業務で行っている福祉関係の知識と、行政書士としての知識を組み合わせ、福祉についての知識を記事にしていきたいと思います。福祉業務を専門としている行政書士は数がまだ少ないと聞いています。理由としては、福祉知識の難しさが挙げられています。
グループホームを開設するためには人員基準が必要となります。今回は人員基準を満たすための採用方法とポイントについて説明したいと思います。

グループホームがどういった施設なのか興味がある方、今後グループホーム事業を行っていきたいと考えている方に参考にしてもらえたらと思います。

人員基準とは

障害者グループホームでは、職員の配置基準というものが定められています。支援に最低どのくらいの職員が必要なのか決められています。それを「人員配置基準」と言います。

障害者グループホームでは「管理者」「サービス管理者」「世話人」「生活支援員」が必要となります。

採用募集の方法

効果的な求人を出すためには、応募者の行動をよく理解することがポ イントです。
応募者の多くは、まず Google や Yahoo! などで「○○市 障害福祉求人」といったキーワードを入力し、求人情報を探すでしょう。
すると、Indeed 等の求人情報が検索上位に表示されるので、応募者は Indeed 等の情報をクリックし、詳しい内容を読んでいきます。そこで興味がわいたら、応募先をクリックし採用サイトへ進むという流れが一般的かと思われます。
その他、ハローワークや求人広告といった方法もあります。

応募がされない理由

求人広告を出しているにも関わらず、応募が来ない理由を考えてみましょう。以下の4点が考えられます。

①ターゲットが決まっていない

人材採用がうまくいかない原因はいくつかありますが、大抵が「そもそもターゲットが決まっていない」ことによる場合があります。障害福祉は働き手の募集に対して応募者が圧倒的に少ない 「売り手市場」です。それにもかかわらず、「週1日~5日」 「できるだけ多く」「年齢不問」という文言だけの求人内容では、誰の心にも刺さりません。ターゲット を決めてはじめて効果的な求人ができるのです。
例えば、次のような条件であれば、特定のターゲットの働き方に刺さ る可能性がグッと高まります。

・週1回のみ、ダブルワークの方、歓迎
・土日だけ働きたい方、歓迎
・平日夜のみ働きたい方、歓迎

また、ターゲットの要件定義も大切です。必ず欲しい 「MAST 要件」と、あればなおよい「WANT 要件」を明確に定め求人広告を作成しましょう。

② 自社の強みが明確になっていない

自社の強みを明確にすることで他の事業所とは違う魅力を演出できます。例えば以下の内容を入れてみましょう。

・支援対象者、利用者の特徴
・創業背景、歴史とビジョン
・利用者への関わり方、キャリアアップ
・一緒に働く人、関連事業の有無

求人に応募する方は、上記を含めた様々な条件を総合的に判断して、 就職・転職先を決めます。そのため、自社の強みを明確にし、ターゲットの心に刺さる求人情報を出す必要があります。
特に未経験者は、そもそも世話人や生活支援員という仕事がよくわかりません。そのような方に向けて魅力的な職場・仕事であることをア ピールするために、わかりやすく丁寧に記すこと、かつキャッチーな 文言が必要です。経験者を対象にするのであれば、他の事業所とどう違 うのか差別化を意識した求人情報が大切になってきます。

③ 事業所の雰囲気が伝わらない

求人情報に写真を載せていない場合があります。写真を載せていたとしても、事業所の外観や宣材写真が使われているというケースも少なくありません。それだと応募者は事業所の雰囲気を掴むことができないため、応募には結び付きません。
可能であれば実際に働いているスタッフと利用者が写っている写真(表情がわかるもの)を掲載するのがベストですが、それが難しい場合は、 スタッフのみ写っている写真を載せるだけでも効果的です。

④スピードが遅い・対応が悪い

応募者がその事業所で働く意欲が一番高まるのは、求人への応募時です。そして、転職意志が固まるのは面接時です。事業者の対応スピードや対応の仕方が採用の成否を左右される可能性が高いと考えられます。そのため、採用する事業所側の配慮も重要な要素となります。

まとめ

障害者施設の働き手は非常に少ない業界です。まずは応募者の目に留まるようなネット広告を行い、その広告には上記のような点を配慮した求人広告を行うことで、応募が増えるかもしれませんので、是非試行錯誤してみましょう。

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