【大阪　就労継続支援B型の利用者集客方法】～行政書士試験合格者が解説～

2025年4月18日2025年5月5日

今回は就労継続支援B型の開設後、運営を安定させるために必要な集客方法について提案します。
障害福祉サービスの指定申請を無事取得できたとして、一番重要になってくるのが利用者の集客方法です。利用者が安定して通所してくれることが出来れば、事業所の収益も安定します。
また、利用者が安定した数がいると、作業も分担でき職員が利用者の出来なかった作業を行うことも少なくなるでしょう。
今回は就労継続支援B型が行える集客方法について提案します。

就労継続支援B型がどういった施設なのか興味がある方、今後就労継続支援B型の事業を行っていきたいと考えている方に参考にしてもらえたらと思います。

グループホーム集客の方法

集客の方法とは、宣伝広告活動の方法のことを言います。効果的なマーケティング戦略を立てることで就労継続支援B型を利用しようと考えている人へアプローチしていくことが出来ます。ここでは一般的に集客方法として活用されている取り組みを解説します。

①パンフレット・チラシの配布

まず初めに行うこととして、就労継続支援B型の集客の方法として、パンフレットやチラシを制作して配布するという手法があります。
パンフレットやチラシの制作にはコストが発生するものの、デザインを工夫したり写真を活用したりと就労継続支援B型としての個性を反映させることが可能であり、上手に活用することで利用者の注目を集めることができます。
また、パンフレットに事業所の様子や作業内容を載せることで差別化を図ることができます。
最近ではラクスルやキャンバを使って簡単にチラシ作成を行うことができ低コストにオリジナル感を出すことができます。

②ホームページ制作

次にホームページを活用したネット集客という方法があります。
ホームページを制作することで就労継続支援B型としての個性や特徴をアピールしながら、日頃のホーム内の様子を写真や動画として提供することで、就労継続支援B型の利用を検討している人へ具体性を備えたイメージを伝えていくことが可能です。
特に利用を考えている方の年齢層を考えるとネット検索し、通所先を探す利用者も増えていますので効果的な方法と言えます。
ホームページの制作方法は専門業者に依頼したり、ホームページ制作ソフトを購入して自社で制作したりと、複数の方法があります。

③SNSの活用

最近SNSは効果的なマーケティングツールとなっています。
SNSには様々なものがありますが、コツとしてはアクティブユーザーの多いSNSを多角的に利用することが挙げられます。
SNSを活用し、ホームページと同様に日頃のホーム内の様子を写真や動画として提供することが可能ですし、利用者見込み者も見ていることが多い媒体ですので活用を検討しましょう。

④地域のイベントなどへの参加

地域のイベントなどへ積極的に参加して、就労継続支援B型としての存在感をアピールしていくことも宣伝方法の1つです。
就労継続支援B型で作成した物品を販売するなど、フリーマーケットを出店することもいいでしょう。
また、地域のイベントに参加することで、既存の利用者に新たな出会いがあるなど刺激にもなる可能性もあります。

➄市役所窓口や計画相談員に情報提供する

市役所の障害福祉担当や利用者の相談を聞く計画相談員に就労継続支援B型をアピールすることで、体験入所の紹介される可能性があがります。
市役所などにアピールするためのパンフレット作成をして、さまざまな支援者に配布してもらえるよう準備しましょう。

利用者が集まる事業所のポイント

宣伝広告活動をより効果的に行うためのアピールポイントをまとめてみました。以下のアピールポイントを載せることで、利用予定者の目に止まるよう工夫してみましょう。

工賃が高い

工賃が高い事業所には、利用者が集まりやすいです。
しかし、事業所側としては、工賃を上げることが難しいという状況もあります。
工賃を上げるためには、生産活動で利益を上げ、その利益を工賃として還元する必要があるため、工賃を上げるために、どんな仕事をしていけばいいのか考えてみましょう。

作業内容に興味を持たれている

就労継続支援B型事業所は、事業所によってできる作業が異なります。その作業内容によって、利用者は事業所を選ぶことがあります。例えば、お花を栽培し、花屋の定員として販売する事業所や在宅ワークを中心としてパソコンの貸し出しを行っている事業所などがあります。
障害者の方には、今は働けないけどいずれ働きたいという方もいます。
そういう方にとっては、今後のキャリアにつながる仕事を優先的に選ぶ可能性が高いです。
どんな作業であれば興味を持ってもらえるかも考えてみましょう。