【障害者支援施設とは 支援内容・一日のスケジュール・他施設との違いを徹底解説】

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障害者の施設とはどんなイメージをお持ちでしょうか?障害者総合支援法に規定されている施設入所支援を読んでもどんな場所でどんな支援を受けれるのか分からないと思います。

障害者施設は重度の障害のある方が共同生活をしていて、それを支援する職員がおり、閉鎖的なイメージがあると思います。そういったイメージは間違いではないですが、今回は障害者支援施設の対象者や支援内容、一日の過ごし方などを含めてご紹介します。

この記事を読んで分かること

・障害者支援施設の支援内容
・障害者支援施設の対象者・一日の生活
・障害者支援施設とその他の施設の違い

目次

障害者支援施設とは

施設入所支援は障害者総合支援法に基づくもので、「施設入所の障害者に、主として夜間において、入浴、排泄、及び食事等の介護、生活等に関する相談及び助言、その他必要な日常生活上の世話を行う」と定義されています。

主に夜間の支援のため、日中は就労移行支援事業、自立訓練、生活介護事業などを利用します。
※以前障害者が入所する施設は、入所厚生施設と呼ばれ、日中と夜間のサービスを総合的に行っていましたが、適切な支援が受けれていないといった問題があったため、障害サービスが別けられました。

一日の流れ

時間日課
7:00ベッドから起きて着替え、身支度を整える
8:00朝食を食べて歯磨きをする
10:00レクリエーション、入浴、個別機能訓練など
(生活介護、就労継続支援等)
12:00昼食を食べて歯磨きをする
13:00レクリエーション、入浴、個別機能訓練など
(生活介護、就労継続支援等)
15:00間食や水分補給
17:30夕食を食べて歯磨きをする
19:00テレビを見る
21:00寝巻に着替え就寝の準備をする
22:00就寝

利用者さんが楽しめるように、季節に応じたイベント行事も行われたりします。

施設入所支援の利用対象者の条件

施設入所支援を利用できるのは、18歳以上64歳以下で、家庭で介護を受けることが困難な障害のある方です。

  • 障害程度区分4以上(50歳以上は区分3以上)の方
  • 入所して、訓練等をすることが必要かつ効率的な自立訓練または就労移行支援を受けている方、または、地域における障害福祉サービスの提供体制の状況やその他やむをえない事情で通所による訓練などを受けることが困難な方
  • 別に厚生労働大臣が定める者のうち、区分3(50歳以上の場合は区分2)以下、もしくは区分1~6までのいずれも該当しないものまたは、自立支援訓練など、就労支援A型もしくは就労支援B型などを受ける方

施設入所支援への入所方法

施設入所支援を利用する場合の手続きについてご紹介します。

STEP
相談、申請をする

利用者の住民票がある市町村の障害サービス窓口や相談支援事業所に相談し、サービスを利用するための障害者福祉サービス受給者証申請を行います。

STEP
障害程度区分の判定を受ける

市町村から現在の生活や障害、利用している福祉サービスについて調査があります。この調査結果から、審査・判定が行われ、福祉サービスがどのくらい必要なのか示した障害程度区分が決定されます。

STEP
認定結果通知

認定結果が自宅に郵送されます。

STEP
利用したい入所施設を体験&利用決定

利用者したい施設を体験利用及び短期入所を行い、生活のイメージを作っていきましょう。

STEP
施設入所支援利用開始

入所のイメージが出来たら、相談支援事業所と共にサービス等利用計画書を作成し、事業所と契約を結んだのち、支援サービスを開始できるようになります。

利用料金

利用料金は、1割の自己負担となり、例えば2000円の利用料金なら200円を支払います。 前年の世帯収入により1カ月の自己負担額の上限が設けられており、生活保護世帯と市町村民税非課税世帯は0円、前年の世帯収入が600万円以下の世帯は9300円、同600万円以上の世帯は3万7200円と決められています。水道光熱費や食費、日用品などの実費負担となります。

メリット・デメリット

入所施設を利用するに当たってメリット・デメリットを知っておくのは重要です。障害者支援施設とは何かについて、その詳細を知れば、適切に入所施設(障害者支援施設)を利用できるようになります。

メリット

  • 24時間体制の包括的なケアによる安心感
    施設入所支援は主に夜間の生活を支えるサービスですが、日中に提供される他の福祉サービス(例:生活介護、自立訓練、就労支援)と連携し、24時間体制の支援が行われます。
  • 家族の介護負担の軽減と親亡き後の安心
    将来的に家族が介護を続けられなくなった場合でも、施設入所支援はその後の生活をサポートします。親亡き後の生活に対する不安が軽減されます。
  • 規則的な生活リズムの確立と生活スキルの向上
    施設では、日々のスケジュールが整備されており、利用者は規則的な生活リズムを身につけることができます。

デメリット

  • 個別対応の難しさ
    施設では、多くの利用者が共同生活を送るため、すべての個人に完全に合ったケアを提供することが難しい場合があります。
  • 生活リズムや習慣の変化への適応
    施設では統一されたスケジュールに基づいて生活が進むため、自宅での自由な生活に慣れている利用者にとってはストレスを感じることがあります。
  • 他の利用者とのトラブル
    施設では、複数の利用者が共同生活を送るため、互いの性格や行動の違いが原因でトラブルが発生することがあります。

他の障害者施設との違い

今回は障害のある方が生活する場として、障害者グループホームと障害者支援施設の違いについてご紹介します。どちらも障害のある方の生活を支援する施設ですが、その目的やサービス内容には大きな違いがあります。

障害者グループホーム(共同生活援助)
障害者グループホームは、障害のある方が地域の中で共同生活を送る住居です。軽度から重度まで、さまざまな障害がある方が、地域の中で自立した生活を送るための支援を目的としています。

障害者グループホームは障害区分に限らず入所可能です。
障害者グループホームの利用者は昼間は生活介護や就労支援など外で過ごします。そのため、施設に通う必要があります。場合によっては通所するための送迎がある事業所もあります。

障害者支援施設
入所施設(障がい者支援施設)は、障害のある方が入所して生活を送る施設です。重度の障害がある方や、常に介護が必要な方が、24時間体制で支援を受けることを目的としています。

障害者支援施設の入所するためには区分4以上が必要です。障害者支援施設では施設内で日中活動の支援が行われます。施設の外に出ることなく、障害者支援施設の中だけですべてが完結します。

以上の点から、障害者グループホームはある程度の自立が可能で、地域社会とのつながりを大切にしたいと考える方に適しています。
一方、障害者支援施設は、常に専門的なケアが必要で、安心できる環境で生活したいと考える方に適しています。
どちらの施設が最適かは、一人ひとりの状況によって異なります。

よくある質問

障害者支援施設についてよくある質問をまとめました。

障害者支援施設で働く職種は?

障害者支援施設にはそのサービス種別に応じて、医師、看護職員、理学療法士、作業療法士、栄養士、サービス管理責任者、生活支援員、職業指導員、就労支援員などの職種が働いています。

障害者支援施設でどんな活動が行われていますか?

障害者支援施設によってさまざまですが、食事や入浴の介助、おむつ交換、レクリエーションなどを行っています。 

まとめ

今回は障害者支援施設についてご紹介しました。障害者支援施設の対象者や一日の流れ、メリット・デメリットを知ることで施設支援施設のイメージは出来たでしょうか?

障害者支援施設では、短期入所をしていたり、生活介護なども施設内にあるため見学や体験をすることで、職員や入所利用者、設備について具体的に知ることができますので、是非お試しください。

くまくまさん
この記事を書いた人

大阪の福祉系地方公務員が障害福祉に関連する知識を収集し、情報提供するブロガー
【資格】
・福祉系の資格あり
・行政書士試験合格
【略歴】
・大阪在住
・福祉専門の行政書士として開業準備中!!
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