放課後等デイサービスの利用料金一覧 実際の費用もご紹介!

放課後等デイサービスは障害のある児童が学校外でも継続的に支援を受けられる仕組みとして、近年急速に整備が進んでいます。
放課後等デイサービスを利用すると料金が発生します。今から放課後等デイサービスを利用しようと考えている方の中には、どのくらいの料金を負担するのか疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は放課後等デイサービスの利用料金についてご紹介します。また、事業所の方には放課後等デイサービスの利用料金の決定の仕方と共に、複数の事業所と利用者負担上限の管理についてもご紹介しますので、最後までご覧ください。
この記事を読んで分かること
・放課後等デイサービスの利用料金と上限が分かる
・複数の事業所を利用した場合の上限管理方法と上限管理加算について分かる

放課後等デイサービスの利用料はどうなるの?

放課後等デイサービスの利用料金は3つのポイントを押さえましょう。
- 利用料金は1割負担
- 利用料金は一月上限が決まっている
- レクリエーションやおやつなど別途料金がかかる
以上3点です。詳しく解説します。
利用料金は9割が自治体・1割を利用者が負担する
放課後等デイサービスを利用するためには受給者証が必要です。受給者証は障害の手帳を持っていなくても医師の診断書などで受給者証を発行してもらえます。
受給者証は保険証のような役割があり、毎回の利用者料金の負担額は1割となります。残りの9割は自治体の負担になります。
世帯所得に応じて月額利用料金に上限がある
利用者の1割負担に加えて、負担上限月額が設定されています。サービス利用料が1割負担であることに加えて、ある一定の金額以上については支払いが不要になります。
世帯収入によって負担上限月額は変わりますが、以下のようになっています。
| 状態 | 負担上限額 |
| 住民税の非課税世帯 | 0円 |
| 世帯年収890万円以下 | 4600円 |
| 世帯年収890万円超 | 37,200円 |
レクリエーションやおやつ代などの料金が別途かかることがある
事業所によっては季節のイベントやおやつ代など、障害サービス以外の別途でかかることもあります。
追加実費の目安
- 教材・工作材料費 :月1,000~3,000円
- 外出交通費・入館料:1回1,000~3,000円
- 給食・おやつ :1食300~600円
- 延長・エリア外送迎:500~1,000円/回(設定がある施設のみ)
送迎費の料金とルール
原則無料ですが、学校〜自宅間の通常ルート外や延長送迎などは有料にしている放課後等デイサービスもあります。契約前に事前に確認しておくと安心です。
イベントの頻度やおやつの内容、送迎費用などの方針は事業所ごとに異なるため、利用前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
放課後等デイサービスを複数利用している場合
2か所以上の放課後等デイサービスを利用すると費用が2倍になるのではと心配するかもしれませんが、放課後等デイサービスを複数利用していても上限以上の費用は発生しません。
しかし、イベント費用やおやつ代はそれぞれの放課後等デイサービスで発生するので注意が必要です。
実際かかる費用の実例

今回は毎日通う場合の計算をいたします。放課後等デイサービスの一月の利用料金のイメージがつければと思います。
平日と休校日に利用した方の場合
平日2回、土曜日の週3回利用した場合の料金イメージをご紹介します。
| 【利用者イメージ】 ・ADHDの小学1年生A君 ・水曜、金曜と土曜日の週3日利用 ・送迎してもらって、水曜、金曜日は放課後だけ、土曜日は朝から夕方まで過ごす |
上限金額適用前の料金
1回あたりの利用者負担の料金を平日1,000円、休校日1,250円とすると、ひと月の基本的な料金は以下になります。
平日の料金 1,000円×8日分=8,000円
休校日の料金 1,250円×4日分=5,000円
ひと月、合計13,000円
上限金額適用後の料金
放課後等デイサービスの料金は、世帯収入ごとの上限金額までしかかからないため、基本的な利用料金は以下のようになります。
生活保護・市民税非課税世帯(無料)……0円
市町村民税課税世帯①(上限4,600円)……4,600円
市町村民税課税世帯②(上限37,200円)……13,000円
<おやつ代を加算したときの合計料金>
おやつ代を1日100円とすると、12日分で1,200円となります。
おやつ代を加えた最終的な月額料金は、以下のとおりです。
| 生活保護世帯市民税非課税世帯 | 1,200円 (0円+1,200円) |
| 市町村民税課税世帯①(年収約890万円以下) | 5,800円 (4,600円+1,200円) |
| 市町村民税課税世帯②(年収約890万円以上) | 15,000円 (13,000円+1,200円) |
このようにひと月の費用を計算できます。なんとなくのイメージが出来ましたでしょうか?
事業所必見!利用者負担上限管理加算

利用料の本人負担がある利用者が他の障害福祉サービスなどを併用している場合には、利用者負担の上限額管理という事務が発生します。その管理事務を担当する事業所が算定できる加算です。
- まずは利用者の保護者に複数利用する障害サービスの中で、最も頻度の多い事業所に「上限管理」をしてもらう旨を伝えましょう。
- 1〜2週間の期間を経て、「上限管理」する事業所名が反映された受給者証が送られてくるので、それを受け取りましょう。
- 利用者から、「利用者負担上限額の管理依頼」を受けたら、他の事業所へ連絡をいたします。
- 上限管理事業所が、他の事業所から「利用者負担額一覧表」を受け取ります。
- 上限額管理事業所が、他事業所に対して「利用者負担上限額管理結果票」を送付します
- 利用者・その家族などに交付して、署名押印を受け、1:他の事業所、2:利用者・保護者の方へ渡します。

よくある質問

放課後等デイサービスの利用料金についてよくある質問をまとめました。
まとめ

放課後等デイサービスの料金は1割負担と、世帯上限(0/4,600/37,200円)で計算され、ここに教材費や外出費など施設ごとの実費が加わります。契約前には実費の内訳とキャンセル規定を必ず確認し、「想定外の追加請求」を防ぎましょう。




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