自立訓練:生活訓練と機能訓練についてそれぞれの特徴を詳しく解説

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障害福祉サービスの自立訓練ってどんな支援を受けれるのか、自立訓練はどのような人が利用できるのかなど、と不安に感じる方も少なくないでしょう。

この記事では、自立訓練の生活訓練と機能訓練のそれぞれの特徴、対象者、支援内容など、利用を検討する際の疑問について解説します。

この記事を読んで分かること

・自立訓練(生活訓練)と(機能訓練)の特徴が分かる
・他の障害福祉サービスとの違いが分かる

目次

自立訓練とは

自立訓練とは、分かりやすくいうと「障害のある方が自立した生活を送ることができるよう、訓練・支援をおこなう場」です。
自立訓練には、生活能力の維持・向上を目指す「生活訓練」と、身体機能のリハビリテーションをおこなう「機能訓練」の2種類があります。

生活訓練

自立訓練(生活訓練)とは、障害のある方が自立した生活に向けて、生活能力の維持・向上を目指していく場になります。

生活訓練では、以下のような支援を受けることができます。

・食事や掃除、買い物などの日常生活スキルの習得
・他者との会話や関係づくりを学ぶコミュニケーション訓練
・自分に合った生活リズムの構築
・ストレスとの付き合い方
・外出するための練習(電車に乗る、買い物に行くなど)

事業所の種類特徴
通所型自宅から週5日ほど通い、終日利用できる事業所です。継続的に通うことで、生活リズムや活動能力の向上を期待できます。体調などに応じて週1日・短時間から通所を開始できる場合もあります
訪問型支援員が自宅を訪問し、1対1で訓練をおこないます。体力的に外出できない人や引きこもりがちの人、グループワークに抵抗感をもつ人も、安心して訓練を受けられるでしょう
宿泊型一定期間、事業所に宿泊して、夜間に訓練や支援を受けられます。仕事やほかの障害福祉サービスと両立したい人向けのサービスです

対象者

・年齢:18歳以上65歳未満(※例外もあります)
・障害の種類:発達障害、精神障害、知的障害、難病など

利用期間

原則として 2年間 利用できます。ただし、状態や状況に応じて、自治体が必要と認めた場合は延長できることもあります。

機能訓練

機能訓練では、身体障害の方または難病を患っている方などに対し、障害者支援施設、障害福祉サービス事業所または障害のある方の居宅において、理学療法、作業療法その他の必要なリハビリテーション、生活等に関する相談および助言などの支援を行います。

機能訓練では、以下のような支援を受けることができます。

基礎と生活力向上
・寝返り、起き上がり、移動動作など基本動作能力向上のために必要な訓練や支援。
・食事・排泄・更衣・入浴・整容など日常生活動作能力のために必要な訓練や支援。
・地域生活を送る上で必要な能力向上のための訓練や支援。
運動・活動性向上
・屋外歩行・屋外車椅子練習や運動を通じての持久力・体力の維持・向上。
・箸動作や書字練習など細やかな動きの向上を目的とした訓練。

対象者

日常生活を営む上で、身体機能・生活能力の維持・向上等のため、一定の支援が必要な人。
具体的には、次のような例が挙げられます。

  • 特別支援学校を卒業した人で、地域生活を営む上で、身体機能の維持・回復などの支援が必要な人利用期間
  • 入所施設や病院を退所・退院した人で、地域生活への移行のため、身体的リハビリテーションの継続や身体機能の維持・回復などの支援が必要な人

利用期間

原則として1年間 半利用できます。ただし、(頸髄損傷による四肢の麻痺その他これに類する状態にある方は3年)以内となります。

自立訓練の利用料

区分世帯収入状況負担額/月
生活保護生活保護受給世帯負担なし
低所得市町村民税非課税世帯(注1)負担なし
一般1市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)(注2)
※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム・ケアホーム利用者を除く。(注3)
9,300円/上限
一般2上記以外37,200円/上限

その他の支援との違い

障害福祉のサービスには色々なサービスがあります。それぞれの違いを知って適切に選びましょう。

就労移行支援事業所 

一般企業などの就労に向けて、就労に必要な知識および能力の向上のための訓練・支援を一定期間おこないます。

就労継続支援事業 

通常の事業所や雇用契約に基づく就労が困難である方に向けて、働く場を提供するとともに、知識および能力の向上のために必要な訓練・支援をおこないます。

生活介護

常時介護が必要な人を対象に、食事・入浴・排泄の介助や、掃除・洗濯・調理などの生活援助を提供します。

自立生活援助 

一人暮らし(※)に必要な理解力・生活力などを補うため、定期的な居宅訪問や随時の対応により、日常生活における課題を把握し、必要な支援をおこないます。

よくある質問

自立訓練(生活訓練・機能訓練)についてよくある質問をまとめました。

自立訓練(生活訓練・機能訓練)は障害者手帳がなくても利用できますか?

障害者手帳を持っていなくても、医師の診断書や意見書などにより、お住まいの市区町村がサービスの必要性を認め、障害福祉サービス受給者証の支給決定を行えば利用できます。 

自立訓練(生活訓練・機能訓練)の期間終了後はどうなるの?

自立訓練(生活訓練・機能訓練)の期間終了後には、その他の障害福祉サービスの利用や、就労やアルバイトなど、その方にあった生活を送ることになります。

まとめ

自立訓練(生活訓練)は、障害のある方がより自立した生活を送れるよう、幅広い支援を提供する福祉サービスです。一方自立訓練(機能訓練)は身体障害の方または難病を患っている方などに対し、必要なリハビリテーションを提供する福祉サービスとなっています。

その他の就労訓練や生活介護などの福祉サービスもありますので、どんな生活をしたいのか、今何から始めていく方がいいのかを相談支援専門員や各自治体に相談しながら探していきましょう。

くまくまさん
この記事を書いた人

大阪の福祉系地方公務員が障害福祉に関連する知識を収集し、情報提供するブロガー
【資格】
・福祉系の資格あり
・行政書士試験合格
【略歴】
・大阪在住
・福祉専門の行政書士として開業準備中!!
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