意思決定支援とは「障害福祉における意思決定支援の方法を解説」

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障害福祉分野における意思決定支援とは、自ら意思を決定することに困難を抱える障害者が日常生活や社会生活に関して自らの意思が反映された生活を送ることができるように、可能な限り本人が自ら意思決定できるように支援し、本人の意思及び選好を推定し、支援を尽くしても本人の意思及び選好の推定が困難な場合は最後の手段として本人の最善の利益を検討するために事業者の職員が行う支援の行為及び仕組みを指します。

今回は障害福祉分野における意思決定支援の方法や体制について解説します。

この記事を読んでわかること

・意思決定支援の概要や方法がわかる
・意思決定支援の体制作りについてわかる

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目次

意思決定支援とは

意思決定支援とは、自ら意思を決定することに困難を抱える障害者が、日常生活や社会生活に関して自らの意思が反映された生活を送ることができるように、可能な限り本人が自ら意志決定できるよう支援し、本人の意思の確認や意思及び選好を推定し、支援を尽くしても本人の意思及び選好の推定が困難な場合には、最後の手段として本人の最善の利益を検討のために事業者の職員が行う支援の行為及び仕組みをいう。

参考:厚生労働省「障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン」

意思決定支援の基本的な考え
全ての人には判断能力があるとする「判断能力存在の推定」原則を出発点とし、できる限り自己決定を実現できるような枠組を構築する
①可能な限り本人が自ら意思決定できるよう支援する。
②本人の意思の確認や意思及び選好を推測し、支援を尽くす
③意思及び選好の推定が困難な場合には、最後の手段として本人の最善の利益を検討し、代弁する仕組み

意思決定支援は、 「意思形成支援」「意思表明支援」「意思実現支援」 の3つのプロセスから構成されます。

意思決定支援の流れ

意思決定支援の基本的な考えを元に意思決定支援を行う流れをみていきましょう。

可能な限り本人が自ら意思決定できるように支援する、経験、選択肢、意思形成支援を十分に行う。

  • 徹底した情報提供と選択肢の提示をもとにした意思確認を行う
  • 意思を明確化する。難しい場合は、選好を推定する。
  • 支援を尽くしても本人の意思及び選好が困難な場合は、代理代行決定を行う、最後の手段として本人の最善の利益を検討するために事業者の職員が行う支援の行為及び仕組みをいう。

意思を引き出す取り組み
・服やご飯を選べるようになるだけで、主体的に意思決定をするようになる→選ぶ楽しさを知ってもらう
・閉じた質問を活用する
・決定したことの感情の確認。→次回の決定を想定する
・決定したことを残しておく

代理代行意思決定とは

本人の意思決定ができないときに、代理代行決定をします。本人に成り代わって支援者が最善の利益をもとに、いし決定を行いますが、本人の考える力や自己肯定感を奪うなどのリスクがともないます。成年後見制度は最後の代理代行による意思決定とされています。

意思決定支援の仕組み

支援を尽くしても本人の意思及び選好が困難な場合は意思決定を支援するための仕組みを活用することになります。

STEP
意思決定支援責任者を配置する

意思決定支援責任者は、意思決定支援計画書作成にかかわり、意思決定支援会議など意思決定支援の仕組みを作る役割を担う

STEP
意思決定支援会議の開催

意思決定支援会議は、本人参加のもとで、情報提供、意思確認、意思及び選好を推定、最善の利益を検討する。

STEP
意思決定が反映された計画の作成とサービスの提供

計画、実施、モニタリング、における意思決定内容の反映

STEP
意思決定支援の根拠となる記録の作成

アセスメント、意思決定時のプロセスに関わる記録を残しておく

STEP
職員の知識、技術の向上

職員の知識、技術の構造を図り。意思決定新絵の質の向上を行う。

意思決定支援の参加者

  • 本人
  • 意思決定支援者、代弁者、説明者
  • 中立な立場
  • サービス利用に関係する支援者
  • 専門家
  • 家族

などが考えられます。

会議の進行

意思決定支援の会議は以下のように進行しましょう。

  • 開始(本人の意思が常に言える環境:YES、NO、わからないなど言える)
  • 拡げる(情報提供、選択肢、賛成、反対、勇気つけ)
  • 比較する(メリット、デメリットの説明、組み合わせ、折衷案の提示など)
  • 決定(本人の決定と参加者への周知)
  • 確認(決定内容への継続的フォロー)

意思決定支援に関わるポイント

意思決定支援を行う際に必要となる考え方を紹介します。

エンパワーメント(empowerment):エンパワメントとは、「力を与える」「権限を委譲する」という意味で、個人や組織が本来持っている潜在能力や力を最大限に引き出し、主体的に行動できるように支援することです。

「ストレングス(Strengths)」:ストレングスとは、人や組織が持つ「強み」「長所」「才能」「能力」「活力」などを指し、特に福祉や看護、心理学の分野で、弱点ではなく強みに着目して支援や自己成長を促す考え方やアプローチすることです。

「リフレーミング」:リフレーミングとは、物事の見方や解釈の「枠組み(フレーム)」を意図的に変え、ネガティブな状況を肯定的・建設的に捉え直す心理テクニック・思考法です。

以上のような視点をもち、会議を行いましょう。

よくある質問

障害福祉分野における意思決定支援のよくある質問をまとめました。

意思決定支援の3つのプロセスとは?
  • 意思形成支援:意思をまとめ上げるのを助ける。
  • 意思表明支援:意思を表現するのを助ける(言葉、態度など)。
  • 意思実現支援:決定した内容をケアに反映させる。
意思決定支援会議の開催する場合はどのような時ですか?

自らの意思に基づいた生活を送るための重要な選択や方針決定に際して、本人を中心に多職種の関係者が集まり、情報を共有し、支援方法を協議するために開催されます。 

まとめ

意思決定支援は普段の日常から重要な役割があります。人は1日およそ70回の選択と決定を繰り返しており、82年の平均寿命ではおよそ200万回の意思決定をしていることになります。そのため、日頃からの意思決定を尊重し、支援していくことが、本人の自己肯定感や生活の質向上に繋がるため、日頃の支援、関わりから見直してみましょう。

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くまくまさん
この記事を書いた人

大阪の福祉系地方公務員が障害福祉に関連する知識を収集し、情報提供するブロガー
【資格】
・福祉系の資格あり
・行政書士試験合格
【略歴】
・大阪在住
・福祉専門の行政書士として開業準備中!!
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